ピアッジャ イル・サッソ カルミニャーノ (2017) Piaggia IL SASSO CARMIGNANO D.O.C.G.
1978年にアパレルの繊維工場を営むマウロ・ヴァヌッチがテヌータ・ディ・カペッツァーナから畑を購入したところから「ピアッジャ」の歴史が始まります。
初めて自ら醸造を行い、瓶詰めした1990ヴィンテージが友人や専門家から非常によくできたワインだと誉められワイン造りに対する情熱が一気に加速し、元フレスコバルディやアンティノリ、テスタマッタの醸造家として活躍したエノロゴ「アルベルト・アントニーニ」と1993年にイタリア最大のワイン見本市ヴィニタリーにて出会い、 その後1996年にエノロゴとして採用しました。
アルベルト・アントニーニはピアッジャをこう語ります。
『彼はもともとアパレル業界からの転身だがワインが好きで好きでたまらなくワイン造りを始めた人物。
彼のワイン造りに対する姿勢は時にまるで“教育ママ”のようなヒステリックさを持ってワインに接する事さえある。
特にその姿勢が垣間見えるのがいわゆる“オフ・ヴィンテージ”。
機械により一斉に収穫を行う生産者は別としてある程度の生産者ならば“オフ・ヴィンテージ”でも丁寧に造りさえすれば結果を出せる。
しかし彼の葡萄との向き合い方は異常とも言える。
』 『カルミニャーノはトスカーナにおいて最も早くカベルネ等を作付けした土地。
カルミニャーノこそ元祖スーパー・トスカーナなんだ。
そして今最も素晴らしいカルミニャーノを造るのがピアッジャ。
ピアッジャもスーパー・トスカーナと呼ぶべき秀作さ。
』 アルベルト・アントニーニが絶賛するだけのことはあり、ピアッジャはその品質が各方面に認められ、“イタリアを代表するワイン”と言っても過言ではない高い評価を獲得しております。
現在はマウロの娘、シルヴィアがオーナーとなり運営を行い、カルミニャーノ協会の会長も務めております。
ピアッジャの畑がある辺りは非常に起伏のある丘陵地に位置しています。
他の生産者と比べ非常に低い位置に仕立てています。
これは葉を茂らせる面積を増やす為と、地面に転がる石からの反射熱をブドウが受けやすくさせる為。
土壌は石灰質土壌と粘土質土壌。
そこかしこに小石がゴロゴロと転がり、この石が昼間に太陽熱を吸収し、溜め込んだ熱を夜間に放出しブドウの成長を促します。
ちなみに「石」をイタリア語で「サッソ」。
ピアッジャのイル・サッソ・カルミニャーノはこの土壌の石にちなんで名付けられております。
黒色系果実の凝縮した香りの中にカベルネからのグリーンペッパー等のスパイスが感じられるアロマ。
スムーズで滑らかなアタックで、カシスやブラックベリー等フルーツの風味が心地よく感じられるクリアな果実味。
キメの整った滑らかな質感で、余韻も非常に長いのが特徴です。
緻密で繊細な美しいワインです! 2011ヴィンテージが2013年度版”ヴェロネッリ誌”にて97点を獲得! 内容量 750ml ブドウ品種 サンジョヴェーゼ70%、メルロ10%、カベルネ・ソーヴィニヨン&カベルネ・フラン20% 保存方法 冷暗所にて保存 原産国名 イタリア トスカーナ 輸入者 ヴィントナーズ
- 商品価格:4,180円
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